
学生時代、クリスチャンでもないのにバックパッカーをしながら教会建築を探し歩いていた時期がある。
その時に強く感じたのは、キリスト教が普及した背景にはやっぱり絵画とか建築とか、あるいは音楽というものの力があっただろうなということ。
神のありがたさとか、教義の崇高さとかそういうことよりも、美しさや心地良さという絶対的な引力に人々は惹かれたんじゃないかなと。
パイプオルガンとかチェンバロの音色なんかもいかにも天上の音楽という感じがして、日本人の僕でさえ無性に聴きたくなることがある。
今回もステンドグラスを見掛けてウットリ…と思ったら、ふむふむ菱形か、武田菱みたいだなとか歴史好きのいつもの悪弊が出てしまったりして。