Lectio

春の薔薇 (ばら)、夏の果実のごとく

-時というものはいわばすべて生起するものより成る河であり奔流である。

あるものの姿が見えるかと思うとたちまち運び去られ、他のものが通って行くかと思うとそれもまた持ち去られてしまう-

マルクス・アウレーリウス 『自省録』

Lectio

錬金術師

‪もちろんプロとしてその世界で生きていくことの厳しさは想像できるけれど、

「色を調合する」ってなんだか素敵な仕事だなと思う。

Living

花冷え

こども達のために近所にパンの買い出しに行くだけでも中々の冒険。

いつかこの日を思い出すこともあるだろうか。

雪を被った花弁にちょっと触れてみたくなったけれど、そっとしておく

Lectio

こんなこともできなくなる日が

-最後の日々の母が特に好んだのはみたらし団子だった。

私はいつも私の家と実家の間にある青山の紀ノ国屋か近所のおいしい和菓子屋さんかでそれを買った。

どちらの味も母のお気に入りになった。

何回目かに買っているとき、ふと「ああ、いつかお母さんが死んだら、私はみたらし団子を見るたびにお母さんを思い出すんだろうな」と思った。

そのとおりになってしまったが、覚悟しておいてよかった。

みたらし団子を食べるたびに、母にも分けてあげる気持ちになれる-

よしもとばなな 『おだんご』

SafariStyle

色探し

自然のなかを歩くと、結局のところ自分がどういう色に惹かれるのかというのがなんとなくわかる。

自分のなかの「色の呼び方」の語彙をもう少し増やしてもいいかも、なんて思った。