Lectio

常に赤々とした火のあることが最大のもてなし

-釧路の居酒屋はほとんどすべて炉端焼きだ。

大きな囲炉裏をカウンターが囲み、炭火にのせた一メートル余の大きな金網で魚も野菜も何でも焼いて食べる。

囲炉裏の脇には鉄瓶や甕 (かめ) に常時酒が温まり、柄杓で茶碗に注ぎ、すぐ出す。

寒い外からやってきた客は燗がつくのを待てない-

太田 和彦 『居酒屋と風土』

何かを待ちきれない、というあの感じはもちろん子ども時代にもあったし、オトナになってからもある。

これからもずっと、日々のそういう感覚を味わいながら生きていきたい。

コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Twitter 画像

Twitter アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中