
少しゆっくりめのお昼を地元のビストロで。
肉料理も勿論好きだけど、のんびりした休日を味わいたい時は魚料理を選ぶことが多い。
皮のカリッとした感じと白身のフワッとした感じが絶妙でナイフを持った手が止まらなくなる。
少しゆっくりめのお昼を地元のビストロで。
肉料理も勿論好きだけど、のんびりした休日を味わいたい時は魚料理を選ぶことが多い。
皮のカリッとした感じと白身のフワッとした感じが絶妙でナイフを持った手が止まらなくなる。
心の洗濯のために温泉へ浸かりに行く。
熱い湯で体をほぐして、水をいっぱい飲んで、蕎麦を食べる。
『くるみだれ』の蕎麦があればいいな、と思っていたら、お店のメニューには『十割蕎麦 くるみだれ』の文字が。
日曜日はこうでなくちゃ。
近くに用事があって築地に立ち寄る。
時計を見ると丁度お昼時でお腹がすいている。
何年か前ならこの辺りは沢山の人が行き交う場所であったのに色々なことが(本当に色々なことが)あって、
今では大抵の店にそれ程待たされることなく入れるようになっている。
ときどき無性に魚が食べたくなる時がある。基本的には焼いたり煮たりしたものではなくて刺身がいい。酢飯と一緒だと尚良い。
その衝動をもっとも簡潔に満たしてくれるのがマグロ丼で、いつか食べにいきたいと密かにストックしているお店がいくつかあって、この店もその一つだった。
なにしろ極上の丼を堪能したあとにはパリパリの海苔をお好みで手巻きにして愉しむこともできるのだから。
長男が磯遊びに連れてってというので朝から遠出。
ちょうど大潮ということで湘南の海辺のタイドプールには普段見られない生き物がいっぱい。
お腹がペコペコになったところで、お楽しみの焼き蛤。
刺身と熱々のご飯を頂く前に出てきた若布のヌタも最高においしくて、思わずお酒も頼みたくなっちゃう9月の海辺。
暑い、暑い、と言いながら食べ歩く。
知らない町を歩くとお腹が空くし、喉も渇く。
長瀞の鉄道駅から川へと続く商店街の店先で声が掛かる。
大ざるに贅沢に氷が盛られていて、その上にキリッとした佇まいの胡瓜とミョウガ。
若い頃に食べた夏祭りのキュウリの一本漬けとはまた違う大人の味。
自分を育ててくれたこの国には四季があって、それぞれの季節にどうしても食べたくなるものがある。
鰻が好きになったのは何歳くらいの頃だったか、もう思い出せないけれど、暑くなってくると身体が「食べたい、食べたい」と毎日訴えてくる。
うな重に肝吸い、冷奴をつけて、座敷の扇風機に夏を感じながら今日に感謝する。
そうそう、山椒も忘れちゃいけない。
イタリアビールを飲みながらコロッケをつつく。
石窯を眺めると、自分たちのためのものと思われるピッツァが焼かれている。
コロナ禍で長いことテイクアウトでしか味わえなかったあの味。
冷めてもおいしいものは焼き立てもとびきりおいしい。
モーニングにこれ以上のものは望めない。
店員さんと交わす朝の挨拶。
ゆで卵とサラダにホットドッグ。温められたカップで出される熱々のコーヒー。
テーブルに置かれた新聞。
満ち足りた顔でお店を後にするおじさん達。
寒い日、無性に味噌ラーメンが食べたくなる時がある。それと同じくらい脳がモヤシのことを欲している。
濃厚なスープを喉に流し込んでからまずは麺だけてゾゾゾと頂き、もやしの山を崩しながら「さて、この後はどういう流れで食べ進めようか」なんてことを考える瞬間の全能感が堪らない。
味噌に浸したモヤシを味わってから今度は麺と絡めたモヤシを豪快に口に運んでもいいし、最初からホロホロとした食感のチャーシューとシャキシャキのもやしのコンビネーションを楽しんでも良い。
匙を使って鮮やかな七味をモヤシのうえにさらさらと振り掛けた後の味噌ラーメンというのはまた美しい (食べ終えてから写真を撮るのを失念していたことに気付く) 。
冬になると無性に食べたくなるものが2つあって、ひとつはビーフシチューで、もうひとつはチョコレート。
チョコレートはもちろん固形のものも好きなのだけれど、自分にとってのスペシャルはなんと言ってもホットチョコレート。
風の冷たい2月には温かい飲みものが恋しくなるもの。
珍しく自転車で遠出をしてみたら、通りには今まで気が付かなかった看板と「ショコラショー」の文字。
たまらず自転車を降りて早速オーダーしてみると本日はブラジル産のカカオ、とのこと。
日替わりで産地が違う?
甘い香りのするホットチョコレートを受け取り、ゴクリと一口。
喉元を過ぎる濃厚なチョコレートがゆっくりと心身を暖めてくれる。
ガラスケース越しに見た6個入り程の小さなアソートのひとつでも買っておけば家でも楽しめたのに、とお店を去った今になって後悔している。