
- あるものの姿が見えるかと思うとたちまち運び去られ、
他のものが通って行くかと思うとそれもまた持ち去られてしまう-
マルクス・アウレーリウス 『自省録』
- あるものの姿が見えるかと思うとたちまち運び去られ、
他のものが通って行くかと思うとそれもまた持ち去られてしまう-
マルクス・アウレーリウス 『自省録』
- これはなんだかバカらしいような、さびしいようなことであるが、
考えて見れば、入学も、就職も、恋愛も、結婚も、世上万般のこと、すべてこれ捜索ではないか。
私のさがし物も、人の世によくあることを、私もまたやっているということにしておこう -
入江 相政 『侍従とパイプ』
いつの頃からか、自分は帽子が似合わない人間なんだと思いながら生活するようになったので
防災的な意味合いのものを除いて、自発的に帽子というものをかぶってみたことがない。
僕以外の家族は割に帽子が似合うタイプで、
日差しが強い暑い日や耳が凍りつくような寒い日には、その日にかぶる帽子を楽しそうに選んでいる。
暖かそうな色付きの帽子をかぶせてもらったお地蔵さんを見かける度になんとなく羨ましいような気になってしまったりして。
- 古代ギリシアは、程度の差はあれ独立した数百もの小さな都市国家によって構成されており、
これらの都市国家は同盟のパターンを万華鏡のように絶えず変化させながらひっきりなしに相争っていた。
「ギリシア」とは文化的かつ言語的な概念であり、国家ではなかったのだ -
ウィリアム・バーンスタイン 『交易の世界史』