
- 幼い子は親や自宅を視野に入れ、
道を見つけるのに見慣れた手がかりを確保していることで安心感を得ようとする。
成長するにつれ、親や自宅から離れて安心していられる距離は増し、
自ら意を決して出かけていくことのできる範囲も確実に広くなっていく -
トリスタン・グーリー 『ナチュラル・ナビゲーション』
- 幼い子は親や自宅を視野に入れ、
道を見つけるのに見慣れた手がかりを確保していることで安心感を得ようとする。
成長するにつれ、親や自宅から離れて安心していられる距離は増し、
自ら意を決して出かけていくことのできる範囲も確実に広くなっていく -
トリスタン・グーリー 『ナチュラル・ナビゲーション』
居酒屋のなかった昔、そば屋が人々の一日の終わりを支えていた、と何かで読んでナルホドと感心した。
今のご時世「蕎麦屋で一杯」とは中々いかないけれども、丼ものを平らげて暫し幸せを感じるくらいのことはできる。
エビス様の御利益については詳しくないけど
思わず拝みたくなる気持ちはわかる。
やっぱりあの「まろやかさ」が人々を惹きつけるんだろうか。
ハマグリと醤油ラーメンというのは、とてつもなく相性がいい。
そりゃそうだよなと感心しながら、旨いスープをゾゾゾと頂く。
木にぶら下がるアレを見つけたときの少年の気持ちは、充分過ぎる程わかる。
- たったの10歳だったけれど、どこへでも行きたいところへ行く力を手に入れたのだ。
指導者に指示された場所ではなく、親から言われたところではなく、わたし自身が行きたいと思う場所へ -
トリスタン・グーリー / プロローグ – ふたつの旅
自分の意思と力だけで『自分の住む街』を抜け出したのは、アレはいつのことだったかなと、懐かしく思い出した。
仄かな光を眺めながら、
いつか子ども達に影絵 (かげえ) なんかを見せてあげられたらな、なんて。
子供と接するときに痛感するのが、
オトナになる過程で、世の中にある「いい音」だったり「素敵な色合い」だったり、それらを発見したときの驚きや喜びみたいなものを
いつの間にかどこかへ失くしてきてしまっていたなということ。
意識してみると、世の中にはやっぱり「触れてみたい」、「この手に持ってみたい」ものが溢れている。
この狸の彫りものは「すり鉢」のようにザラッとしてるのだろうか。
躊躇してるうちに触る機会を逸してしまったり。