
- ふるいりんごの木の枝はととのえてやり、森の下草は、きれいにはらい、
草地の草は、いつもみじかくなっているように、ひつじをかいました。
いつも葉のあるみどり木や、花をさかせる木もうえました。
ながれのふちには、しだや、こけ類が、おいしげります。
ここで、わたしたちは、子どもをそだてて、やがて、その子どもたちは、大きくなって、ひとりだちしていきました -
バージニア・リー・バートン 『せいめいのれきし』
こども達に絵本を読んであげながら、目の前の世界がこんなふうにできていたらなんて素敵だろうと思ったり。
『便利な世界』である前に。
あるいはそういう時代もあった、ということなのかもしれないけれど。