Lectio

なもないのばな

- 名前をつけるという行為は愛情と関心と敬意のあらわれであり、

また名前と実体とは切り離すことのむずかしい関係にあって、それが言語の本質のひとつをなしているのは確かですが、

目前の一輪の花の精妙な美しさに驚きと畏敬を感ずるとき、

それに名前をつけるという行為が、どこか自然に対する冒瀆 (ぼうとく) とも思えることが私にはあります -

谷川俊太郎 『ことばめぐり』

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