
- 私はモロッコのサハラ砂漠の「ほとり」にいて、小さなロッジで日を送っていた。
砂漠に入っては出てくるという以外なにもすることがなく、強い陽射しのある日中は、ガラーンとした食堂で時間をつぶしていた。
ロッジの若者は英語がしゃべれず、私はベルベル語がわからない。そこで、暇な時間はそこで飼われている猫たちと遊ぶことになる -
沢木耕太郎 『砂漠の猫たち」
- 私はモロッコのサハラ砂漠の「ほとり」にいて、小さなロッジで日を送っていた。
砂漠に入っては出てくるという以外なにもすることがなく、強い陽射しのある日中は、ガラーンとした食堂で時間をつぶしていた。
ロッジの若者は英語がしゃべれず、私はベルベル語がわからない。そこで、暇な時間はそこで飼われている猫たちと遊ぶことになる -
沢木耕太郎 『砂漠の猫たち」