
-日本の高校で使っている世界史の教科書でも、ローマ史関係の記述は十ページにも満たない。
だが、いったん経過を追いはじめるや、分量はこの数千倍を優に超えることになってしまう。
多く書くことになってしまうのは、長々と書きたいからではない。
プロセスを追っていくことではじめて、歴史の真実に迫ることも可能になる、と思っているからである。私も、この第二派に属す-
塩野七生 / ローマ人の物語 ハンニバル戦記 『読者へ』
-日本の高校で使っている世界史の教科書でも、ローマ史関係の記述は十ページにも満たない。
だが、いったん経過を追いはじめるや、分量はこの数千倍を優に超えることになってしまう。
多く書くことになってしまうのは、長々と書きたいからではない。
プロセスを追っていくことではじめて、歴史の真実に迫ることも可能になる、と思っているからである。私も、この第二派に属す-
塩野七生 / ローマ人の物語 ハンニバル戦記 『読者へ』
-トタン屋根の面白いところはね、雨音を感じられたり、
どんぐりが落ちるとコロコロッと転がっていく音を楽しむことができるんですよ。
来客中、偶然、どんぐりが落ちて「この音、何ですか?」ってびっくりして聞いてくるから、
愉快でね。
つばた英子・つばたしゅういち 『ときをためる暮らし』
何年か前に、たまたま書店で手に取ったこの本は、今もベッドの脇にある。
眠れない夜には、横になって気に入りのページを読み返す。なぜだか小さい頃に祖父の家へ遊びにいったときのことを思い出す。