小さな頃から”地球の裏側”とか”地球の反対側”とかという表現が好きで、ブラジルとかアルゼンチンとかチリとか、南米諸国には勝手な憧れがある。
そこには僕たちのクニとは全く違う生態系がひろがっていて、色とりどりのイキモノがそれぞれの暮らしをしていて、人々は陽気でおまけに良質のコーヒー豆なんかも獲れて…とか。
雑誌の挿し絵をパラパラしながらまたボーっとしてたら息子が興奮気味に抱きついてくる。
ヤドクガエルみたいな鮮やかなブルーは彼のお気に入りの色なのだ。
小さな頃から”地球の裏側”とか”地球の反対側”とかという表現が好きで、ブラジルとかアルゼンチンとかチリとか、南米諸国には勝手な憧れがある。
そこには僕たちのクニとは全く違う生態系がひろがっていて、色とりどりのイキモノがそれぞれの暮らしをしていて、人々は陽気でおまけに良質のコーヒー豆なんかも獲れて…とか。
雑誌の挿し絵をパラパラしながらまたボーっとしてたら息子が興奮気味に抱きついてくる。
ヤドクガエルみたいな鮮やかなブルーは彼のお気に入りの色なのだ。
近所のアトリエに遊びに行ってきた。
ひさしぶりに、紙を机いっぱいに拡げて絵の具を垂らしたりローラーでコロコロしたりテントみたいなものを拵えたりして、身体をつかって遊んだ。
こういう、目的があるようでないような時間って、けっこう贅沢なものだなと思ったりした。
-煉瓦亭の名物は、いうまでもなくカツレツなのだろうが、私は、この店の〔ハヤシ・ライス〕も好きである。
こってりと煮込んだのではなく、客へ出す間ぎわに、肉と野菜を”さっ”と炒め、ブラウン・ソースと合わせるのではないかとおもう。
むかし、子供のころに〔ハヤシ・ライス〕をはじめて食べたときのうまさは、私の年代の人たちならやいずれもおぼえているにちがいない-
池波正太郎 『散歩のとき何か食べたくなって』
フレンチとかイタリアンとかも勿論好きなんだけれど、”洋食屋さん”という、このわかるようなわからないような名称で括られたジャンルのお店が何より好きで、街で見掛けるとつい入ってしまう。
煉瓦亭はカツレツが名物とはなんとなく聞いてはいたのだけれど、ハヤシの誘惑には抗いがたく、そちらはいずれまたとお預けの状態になっている。
あぁ、でもオムライスとかカツサンドとかカニコロッケなんかも食べてみたい、ああグラタンも…