僕が初めて”アメリカ”という言葉を聞いたのは合衆国としてのそれではなくて、大陸の名前として、だったと思う。
おかげで今でもあの国には「新大陸」だとか「新世界」だとかっていうイメージを重ねている。
教科書で学んだアメリカという国は、(時には過剰なまでに) 正義感に溢れ、若くて力強い国という印象だったが、近頃は病み、疲れ、国民の関心は自国の内側に向かいつつある。
米国外交の変質を嘆く向きもあるけれど、一人の政治家の登場があの国を変えたわけじゃない。
「指導者は時代がつくる」と僕は思っていて、歴史を振り返ってみても常にそうだったし、これからもそうだと思う。
ケネディの時代には彼を求める国民がいたし、トランプの時代には彼を求める民衆がいる、そういうことなんだろう。
トランプ氏がTwitterを介して世界を動かそうとしているのは、良くも悪くも”民意が世界を動かす”ということを本能的に理解しているからなんじゃないかな。