ああ今年が終わる
日: 2019年12月31日
冬の陶房
散歩途中に発見した陶房の冬の展示会。
こういう入口は好き。暖かそうで。
年越し蕎麦
さてさて、なんだかんだで忙しかった今年の師走もおしまい。
朝から家族で深大寺へお詣りして、のんびり蕎麦を食べる。
持ち帰りの蕎麦は、家で温かいつゆを作って皆でふーふー言いながら食べる分。
あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊い
- 人の世を作ったものは神でもなければ鬼でもない。矢張り向こう三軒両隣りにちらちらする唯の人である。
唯の人が作った人の世が住みにくいからとて、越すことはあるまい。
あれば人でなしの国へ行くばかりだ。人でなしの国は人の世よりも猶 (なお) 住みにくかろう。
越す事のならぬ世が住みにくければ、住みにくい所をどれほどか、寛容 (くつろげ) て、束の間の命を、束の間でも住みよくせねばならぬ。
ここに詩人という天職が出来て、ここに画家という使命が降る -
夏目漱石 『草枕』