Gastronomie

立って啜る

とにかく腹が減っていた。

通り掛かりのうどん屋の「とり天ちくわ天おろし、冷盛」みたいなメニューが見えて、今の僕にとってもうこれ以上の昼飯はないなと思った。

鷄の唐揚げだって勿論好きだけど、”とり天”はもっと好きなのだ。

食券を買って狭い店内に入る(さりげなく長芋の天ぷらも追加した)。

僕のうどんは2秒くらいで出てきた。

知らない男達と肩を寄せ合ってうどんをズゾ、ズゾとやってると何だか山小屋に来たみたいだなと思ったりした。