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サンタクロースの夜

サンタさんがプレゼントを入れてくれるかもしれないから、と寝る前に息子が靴下を見せてくれた。

用意されていたのは彼が普段履いている幼児用の小さな靴下。

おかげでサンタはとても困ったことになっている。

でもそういえば小さい頃の自分もそうだったなと思い出した。やっぱりブカッとした専用のじゃなくて、自分の靴下を枕元に置いて寝たんだった。

僕が眠っている(フリをしている)間に、父がわざわざサンタクロースの格好をしてプレゼントを置きに来てくれていたのも覚えている。

「本当はお父さんがサンタなんでしょ」と尋ねたら、翌年から来て (着て) くれなくなってしまったけれど