急に “冷やしたぬき” 以外食べれないモードになってしまい、おばちゃんに電話したら「あるよ」と言うので閉店前に駆け込む。
本当はコシのないうどんの方が好みなんだけど、食べてみるとこっちも美味しい。
うどんのツルツルと揚げ玉のサクサクで喉が潤う。
山葵 (わさび) はうどんには合わないと信じて生きてきたから、もう何年も試していない。
急に “冷やしたぬき” 以外食べれないモードになってしまい、おばちゃんに電話したら「あるよ」と言うので閉店前に駆け込む。
本当はコシのないうどんの方が好みなんだけど、食べてみるとこっちも美味しい。
うどんのツルツルと揚げ玉のサクサクで喉が潤う。
山葵 (わさび) はうどんには合わないと信じて生きてきたから、もう何年も試していない。
- 人と豆とは違うよ
何が欠点かって基準はコーヒーほどシンプルじゃないからね。人の場合。
シンプルな基準しか許さない社会は
脆弱で滅びやすいから-
豊田徹也 / 珈琲時間
珈琲を飲みながら何気なく手に取った漫画 (アフタヌーンKC?) がやけに自分好みで、おかわり珈琲をゆっくり堪能してからお店を出ることにした。
-そっからさきは嫁さんたちに任しておけばいい
床にじゅうたん敷いて
壁掛けかけて
そうすりゃ一軒出来上がりだ-
森薫 / 乙嫁語り
自分の家が欲しい、とは一度も思わなかったのに結婚して、子どもができて、家を買って、妻が気に入ったカーテンを新居にかけたときに何だかホッとしたのを覚えている。
ホームゲームでもアウェイゲームでも、飲み慣れたモノでも目新しいモノでもどちらでも楽しい。
“気持ちよく酔える”ってことが何より大事だなって最近思う。
学生時代、友人と訪れたウィーンでひとりのバックパッカーと知り合った。
決して人懐っこくはない僕にとっても彼は年の離れたお兄さんみたいな雰囲気で、その夜は皆で名物のシュニッツェルを食べた。
お互いのざっくりとした旅程を確かめ合うと「僕たちはミュンヘンでまた会えるかもしれないね。そしたらまたご飯でも食べようよ」と言って、そのまま別れた。
翌朝から別々の町へ向かった僕たちは、途中の鉄道の乗り換えが上手くいかず、結局は約束の時間に間に合わなかった。
名前も連絡先も住んでる街すら知らない僕達はもう会えることはないんだなとちょっぴり寂しい気持ちになったけれど、こういうのも人生だなとも思った。
いつかどこかの街なかで、ばったり会えたら素敵だななんて密かに楽しみにしている。
-パイロットにとっても同じだ。
それでも現代に生きる私たちは、どこかへ急ぐ途中に空の王国で貴重な時間を過ごすことができる。
日常のしがらみが消え、故郷の物語が紐解かれる。
ときおり見上げる空の青さや星の輝きに胸を打たれることはあっても、私たちの視線はおおむね下に注がれている。
あとに残してきたものの価値を再確認して、ふたたびめぐり合う機会に思いを馳せながら、半球だけ光のあたった世界を雲のように漂う-
マーク・ヴァンホーナッカー
『グッド・フライト、グッド・ナイト』
-私達は愛に生き、藝術に生き、
学問に生き、労作に生きる限り、
人生を決して空虚なものとも、
倦怠なものとも感じません-
与謝野晶子
僕にとってはクリーム系のパスタでこれ以上のモノは存在しない。
僕はロングパスタを愛しているので、いつも「ペンネじゃない方でお願い」と言って、マスターを困らせている。