ひさしぶりにバナナフィッシュを手に取ってベッドに入った。
また本編を読み返すと危険なので(眠れなくなる)アナザーストーリーだけ。
この外伝というか、後日談のような物語は、当時の僕の心を癒やしてくれたし、今もそうだ。
大切なヒトを失うというこの人生で避けては通れない事象は、僕達ひとりひとりにとってパーソナルなものであると同時にとても普遍的なテーマなんだろう。
もう子どもでも、まだオトナでもない、複雑な時期にBANANA FISHに出会えたのは幸運だったなと、今になって思う。
BANANA FISH ANOTHER STORY / 吉田秋生