-その時、石清水八幡宮の参道の石段を上りながら、有島さんが、その石段の傾斜度と一段一段の高さと、段から段にいたる距離とが、人間の歩幅にいかにもよく合っていて、実に上りいいことを、しきりに力説し、近代の土木建築の技術的進歩にもかかわらず、こういう点の顧慮が払われていないことを嘆かれた-
古美術十話 / 谷川 徹三
-その時、石清水八幡宮の参道の石段を上りながら、有島さんが、その石段の傾斜度と一段一段の高さと、段から段にいたる距離とが、人間の歩幅にいかにもよく合っていて、実に上りいいことを、しきりに力説し、近代の土木建築の技術的進歩にもかかわらず、こういう点の顧慮が払われていないことを嘆かれた-
古美術十話 / 谷川 徹三
虎ノ門の高台にある菊池寛実記念 智美術館。
美術館の入り口で僕らを迎える作品の他に、地下の展示室へ続く階段の壁面 (撮影不可) は美術家の篠田桃紅さんの手によるものらしい。
100歳を越えてなおソリッドな感性を持ち続ける人生というのは、どういうものなのだろうか。
美の歴史 / ウンベルト・エーコ
STORIA DELLA BELLEZZA
A CURA DI UMBRTO ECO