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涼を楽しむ

先週のNHK「美の壷」のテーマは”夏の甘味”。

栖園さんの琥珀流し (月替わり) が取り上げられていて、8月は”冷やしあめ”だそうです。

まさに五感で楽しむもの、といった雰囲気。

夏も盛りになると、母の”ところてん”が無性に食べたくなる。

暇を見つけて実家へ帰ると大概畳にゴロンと寝てしまう。そろそろお茶にしましょうか、という母の声で目を覚ますと、甘党の父にはかりんとう。僕にはところてんがお決まりのコース。

青海苔と、”からし”をきっちり利かせた酢醤油でツルツルっとやると、あぁ、また夏が来たなって思うのだ。

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〆のお茶漬け

-中トロのブツを肴にお酒を飲んだときの締めは決まって”まぐ茶”でしたね。マグロのお茶漬けですよ。

ごはんの上に残ったブツをのせて、あぶった海苔をちぎってのせて、さっとお醤油をかけて、熱いお茶を注いで-

美濃部 美津子 『志ん生の食卓』

著者の美津子さん (五代目 古今亭志ん生のご長女) 曰く、家では決まって『菊正宗』だったそう。

遅い時間に読んではいけない本。

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物語のなかへ浸かる

-子供は、社会で体験することは最初は初めてのことばかりですから混沌としてわけが分からない。

それをどう受け入れていくかというと、自分の知ってる物語にあてはめて整理していくんですね-

井上ひさし / 本の運命