小さな頃は「豆いらねー」と思ってたけど、豆って良い仕事してるんだよな。
日: 2019年8月4日
土曜の丑 (うし) の日ではないけれど
先週食べ損ねたウナギが食べたいわ、と妻にせがまれ、いつものお店へ行ってみると店先に「品切れ」の貼り紙。
あてが外れて街をトボトボと歩いていると、やや寂れた感じの割烹料理屋の店先に「鰻」の文字。
勇気を出して暖簾をくぐり、奥の座敷に通してもらうと、先に鰻重を注文する。
肝吸いはあるかと尋ねると、肝吸いはないがお椀は付く、今日は鱧(はも)になります、とのこと。
その答えに満足して、うなぎを待っている間、”海老しんじょう”などの一品料理を堪能した。
ハモの吸い物には茗荷が入る。
最後に出てきた鰻重は、むっちりと良い具合に蒸してあって、あとは一心不乱に食べた。
気配というのは、音でも匂いでもない時間の流れだ
森の気配 / 今泉 忠明 (動物学者)