NHKのドキュメント72時間で、クライミングジムを訪れる人々をインタビューしていた。
いつも”登れる場所”を探す癖がついてしまったという女性が「煉瓦を見掛けると、こういう溝を触って、アッここ握れるなとか、フフフッ」とか言って楽しそうに笑ってて、そういうのいいなって心底思った。
NHKのドキュメント72時間で、クライミングジムを訪れる人々をインタビューしていた。
いつも”登れる場所”を探す癖がついてしまったという女性が「煉瓦を見掛けると、こういう溝を触って、アッここ握れるなとか、フフフッ」とか言って楽しそうに笑ってて、そういうのいいなって心底思った。
カンブリア宮殿を観ていたら、オイシックスの高島社長が、「”調理を時短にする”ことが重要だと思っていたが、メニューを考えるストレスの方が非常に大きい、ということに気付いた」と語る。
キッチンの向こうから、妻がフムフムと言っている。
-そしたら、空を走ることができるだろう。
森や村や県や州を越えて、美しい船のように。
きみはまだ船を見たことがないかい?-
車輪の下 / ヘルマン・ヘッセ
バスを降りる。
知らない町の知らない停留所で降りるときは、いつも少しだけ緊張する。
顔を上げると、目の前が採れたて野菜の直売所になっていて、汗だくのお兄さんが旨そうな梨を大量に買い込んで車で去っていった。
一玉でも構わないかと尋ねると、構わない、もしかして食べていくのか、だったら少し待っていろ、と言って奥へ梨を洗いに行ってくれた。
果物は皮ごと食べたいので、採れたてをガブリが何よりおいしい。
そういえば品種くらい聞いておけばよかったなと後で後悔したけれど、夏の思い出としてはそういうのもありかなと思ったりした。
-彼はただしっかり眼をあけていさえすればいいのだ。
その眼が網の代りになり、そいつにいろいろなものの影像 (すがた) がひとりでに引っかかって来る-
影像の狩人 Le Chasseur d’images
博物誌 / ジュール・ルナール (岸田国士 訳)
ヒトの五感について、この頃不思議に思う。
僕が撮った写真にも動画にも、今さっき感じた生き物の震えや樹々の美しさ、踊りだしたくなるようなリズムや身を切るような風、そのときの驚きや悦びは、どこにも記されていない。
それらのぼんやりとした輪郭のようなものだけが残されている。
最近、出先で飲むクリームソーダが恐ろしく美味い。。
せり出した軒の断面をじっくり見たことってなかったかもしれない。茅の密度。これ、実はものすごい重量なのでは?
この佇まい、やっぱりいいなぁ。
喉が乾いている。
行儀も何もなく、ごくりと飲み干す。
誰も見ていないからと暫し足を伸ばす。
髪の長い女性にはそうでもないけれど
帽子の似合う女性には目をやってしまう。
自販機では珍しい5円刻みの値付け。
でも5円玉いま持ってないわ、お釣り嫌だなと思ったらスイカ専用なんですね。